団の紹介

 

名古屋緑吹奏楽団の歴史

(1)発足

1986年3月14日に、新聞などの呼びかけで集まった約30名のメンバーで「緑区民吹奏楽団」としてスタートしました。

(2)最初の演奏会

1986年10月5日、緑区潮見ヶ丘で行われた「障害者と区民のつどい」が初めての演奏会でした。

(3)定期演奏会の歴史

1987年5月24日に第1回定期演奏会を開催しました。当時は文化ホールが少なく緑区役所講堂でパイプ椅子を並べて演奏しました。満員御礼となり多くの応援の声をいただけたことでその後も頑張って続けることができています。第1回にご来場いただいたお客様には感謝しかありません。

 その後市内でホール建設が進み、第5回~第7回は南文化小劇場で開催、名古屋市青少年文化センターアートピアホールが建設されると第8回からは第29回までホームグランドの様にアートピアホールで定演を重ねてきました。そして第30回は30回記念演奏会として愛知県芸術劇場コンサートホールで開催し、1200名を超えるお客様に楽団の成長を祝福していただけました。

 これからさらに飛躍をと期待していたのにコロナ禍で団員は激減し、定演の順延が続きました。それでも2021年にギリギリの団員数で第31回を感染対策を施しながらアートピアホールで開催。そして2022年に第32回定演を緑文化小劇場で満員のお客様を前に開催できました。当たり前であった演奏会が当たり前ではないことを気付かされたこの4年間を踏まえて、これからもご来場くださるお客様に感謝の気持ちを持ちながら、どなたでも楽しめる定期演奏会を重ねていく所存です。



(4)団名変更

第1回定期演奏会の後、緑区外の方も多数入団し、名前と実態が会わなくなったため、1989年に〔名古屋緑吹奏楽団〕と団名を変更しました。
この〔緑〕は〔緑区〕の意味だけではなく、もっと広い意味で使っています。
活動範囲も緑区に限定せず、吹奏楽を喜んで聞いてくださるお客さんのためとなれば区外でも喜んで出かけます。

楽団の特徴

 

(1)名古屋緑吹奏楽団に年齢制限はありません。

過去の例では、最年少は小学2年生で入団しました。上は現在68歳です。緑吹で小・中・高・大と成長していく団員の姿を見ることができることは親でなくてもうれしいものです。また大人になってから戻ってくる団員もいます。そんな母校のような楽団であろうと考えています。

(2)名古屋緑吹奏楽団にオーディションはありません。

楽器がうまくなりたい人、音楽を自ら楽しみたい人、音楽に対して謙虚であるなら、どなたでも入団OKです。

(3)名古屋緑吹奏楽団は家族的な雰囲気です。

実際の親子団員も何度か在籍しましたが、年齢層が幅広いのと、楽団員一人一人が、お互いの立場を大切にしているからこそ、そんな雰囲気がうまれてきたのだと思います。

(4)名古屋緑吹奏楽団は街角の吹奏楽団です。
緑区民祭り(みどりシティフェスティバル)や緑生涯センターまつり、養護施設や養護老人ホームへの慰問演奏などを継続的に行い、地域とのつながりを重視して演奏活動を重ねてきた結果、おじいちゃん、おばあちゃん、子供たちみんなに愛されています。定期演奏会などの演奏会では、日頃あまり音楽を聴く機会がない人にも楽しんでいただけるプログラムを心がけています。


(5)名古屋緑吹奏楽団の本番は最高です。

社会人の集まりなので普段はなかなか全員で合奏できません。それでも本番が近づけばみんな仕事を調整して集まってきます。だから本番はいつもその時その時の最高の演奏をして観客とともに私たちも音楽を楽しんでいます。